サンパウロ市の路上で女性殺害=自殺した犯人は元夫
1日朝、サンパウロ市の路上で女性が男性に銃で撃たれて死亡する事件が発生。男性も自殺した。同日付フォーリャ紙(1)が報じている。
事件が起こったのはサンパウロ市西部ヴィラ・レオポルジーニャのカルロス・ウェベル街で、午前9時頃に警察への通報があった。
近くに備え付けられた防犯カメラの映像によると、被害者のジュサラ・トノンさん(46)はアプリのタクシーの到着を待っていて、車に乗ろうとした時、男性が接近し、語りかけた。
二人の会話は3秒足らずで、男性がコートから銃を取り出して発砲。女性はそれでも逃げようとしたが、計4発を浴びて崩れ落ちた。アプリの車は銃声を聞くや、その場から立ち去ってしまった。
犯人はその後、1カ月前から住んでいた現場近くのアパートに駆け込んだ。追いかけた軍警が自首するよう勧めたが、男性はアパート内で自殺した。
警察によると、この男性は女性の元夫で、離婚調停中だったジョゼ・ロベルト・レアンドロ氏(56)だ。家庭内暴力の有無などは不明だが、別れ話に耐え切れず、犯行に至った「フェミニシジオ(女性殺害)」と見ている。