ウェイントラウビ、所属の大学から給与差止=「私への復讐」と抗議

ボルソナロ政権で教育相も務めたアブラアン・ウェイントラウビ氏と夫人が、務めていたサンパウロ州連邦大学(Unifesp)から「職務不在」を理由に給与を差し止められていたことが分かった。1日付フォーリャ紙(1)が報じている。
ウェイントラウビ氏と夫人のダニエラ・バウモール氏は共にUnifespの教員で、前者は会計学、後者は科学分野で登録されているが、現在は講義などを行っていない。
ウェイントラウビ氏は現在米国で生活しており、前期は1度も教壇に立っていないが、2022年12月から今年3月までの給与が払われていた。ダニエ ラ氏も昨年11月まで「家族の病気看病」を理由に休暇を取っていたが、休暇明け後も大学には通っていなかったのに、今年の2月までの給与が支払われていた。
だが、それ以降は、職務に就いていないのに給与を受け取っていたとの告発があり、給与が止められていた。
ウェイントラウビ氏の弁護士によると、同氏は昨年12月に休職願を出したが却下されたといい、本人は「復讐にあった」と語っているという。
ウェイントラウビ氏は2019〜20年に教育相を務めていたが、当時に連邦大学の予算を大幅に削減。その際、「彼らは大麻を吸う」という根拠のない発言を行い、物議を醸していた。