site.title

リオ市=バカナ元市議殺害される=マリエレ事件の元証言者

2023年8月9日

 7日、リオ市元市議のジャイール・バルボーザ・タヴァレス氏(通称ジーコ・バカナ)が、兄弟と共に殺害された。同氏はマリエレ・フランコ市議が殺害された際に証言を求められた人物の一人で、2020年にも襲撃を受けたことがある、同日付UOLサイト(1)が報じている。
 ジーコ・バカナ氏は7日夕方、リオ市グアダルーペの商業施設の前で兄弟のジョルジ氏ら他数人と共にいた時、通り過ぎた1台の車の中から銃の乱射を受けた。
 現場に駆け付けた軍警によると、バカナ氏は病院に運ばれたが、亡くなった。兄弟のジョルジェ氏も息を引き取っている。
 バカナ氏は2017年から20年にリオ市議を一期務めている。最終所属政党は保守系のポデモスだった。
 その間、2018年には、同年3月に殺害されたマリエレ・フランコ市議に関する証言を求められたことがある。それは、マリエレ氏が死の数日前に告発していた軍警特別部隊の人物をバカナ氏が公式に褒めたことがあったことや、市議会内の議員室が、ある時期に殺害関与を疑われていたシキーニョ・ブラゾン市議の部屋に近かったためだ。
 バカナ氏は元軍警で、2008年にはグアダルーペ区のファヴェーラでの犯罪組織に関与した疑いで、同市議会のミリシアに関する議会調査委員会(CPI)で名前が挙がったことがある。
 さらに2020年11月には、リオ市議再選を目指してのキャンペーンの際、銃撃を受け、頭部にかすり傷を負って話題となった。


日系医学生の義勇兵が死亡=正義感の強さからウクライナへ前の記事 日系医学生の義勇兵が死亡=正義感の強さからウクライナへサンパウロ州などに寒冷前線到来=海岸部では高波に注意を次の記事サンパウロ州などに寒冷前線到来=海岸部では高波に注意を
Loading...