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国民的アイドル女優「取り分はわずか2%」=両親からの搾取訴え騒動に

2023年8月18日

ラリッサ・マノエラ(Instagram)
ラリッサ・マノエラ(Instagram)

 国民的人気のアイドル女優ラリッサ・マノエラ(22)が、両親が「金銭的搾取を行っている」と暴露し、世間に訴えたことが波紋を呼び、ブラジル・メディアを連日にぎわせている。14日付G1サイト(1)などが報じている。
 ラリッサは12歳だった2012年に出演したSBT局のドラマ「カロッセル」で美少女として注目されて以来、若者を中心に人気を得た。
 それ以降、テレビや映画、ネットフリックス配信のドラマ主演作も次々とヒット。彼女自身による書物も、同世代の少女たちにとっては手本のような存在となっていた。
 だが、ラリッサは13日、グローボ局の「ファンタスチコ」でインタビューに応じ、「自分の親が契約している企業からの自分の取り分は2%のみだった」との衝撃告白を行った。
 ラリッサはさらに、エストラ・サイト(2)が報じるように、彼女が稼いだ金で2016年にフロリダ州オーランドに買った豪邸を、両親のジルベルトさんとシルヴァナさんが本人の承諾もなく売却し、リオ市に建てる家のために回していたことや、昨年までは自分名義の銀行口座さえ持っていなかったことなども語り、騒ぎを広げている。
 10代からのスターに関する親の搾取問題は近年増えており、米国のアイドル歌手ブリトニー・スピアーズの父親による後見人制度による搾取疑惑をめぐる裁判がブラジルでも話題になっていたことから、「ブリトニー事件のブラジル版」として話題を集めている。
 世論ではラリッサを支持する声が目立つものの、彼女の元恋人を始め、芸能界の中に一部、両親を支持する声もあること、さらに母親のシルヴァナさんが「2%は悲しい。98%は嘆かわしい」との皮肉めいた反応をしたことなどで、さらに波紋が広がっている。
 この問題を受け、下院では、ブラジル社会党(PSB)の議員らを中心にし、「家族を財政的に支える子供」の権利保護のための法律を作る動きが起こっていると、16日付G1サイト(3)が報じている。


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