正規雇用=7月は14・3万人増=今年の累計は116万人

労働雇用省が8月30日、7月の正規雇用者は14万2702人増えており、今年の累計では116万6125人増加したと発表したと同日付G1サイトなど(1)(2)が報じた。
労働省によると、7月は新規採用が188・3万人、解雇174・0万人で、正規雇用者が14・3万人増えたが、この数字は22・5万人だった22年7月を36・6%下回った。ここ数年間の7月の数字は20年10・84万人、21年30・68万人だから、伸びが鈍っている。
この傾向は今年の累計でも同様で、1~7月の116万人は昨年同期の161万人を27・7%下回ったが、7月末現在の正規雇用者数は4361万人で、6月末の4346万人や昨年7月末の4204万人を上回っている。ルイス・マリーニョ労働相は、年末時点の正規雇用者は昨年末比で200万人増との見方を保っている。
7月の正規雇用増を牽引したのはサービス業の5万6303人増で、以下、商業2万6744人、建設業2万5423人、工業2万1254人、農業1万2978人と続く。地域別の雇用増は南東部7万205人、北東部3万2055人、中西部1万8310人、北部1万4756人、南部7275人だった。
新規採用者の平均給与は2032・56レアルで、インフレ調整後の6月の平均給与2013・23レアル比で実質増となった。昨年7月の新規採用者の平均給与は1994・50レアルだった。