site.title

健康に悪い超加工食品=99%が有害成分含む

2023年9月5日

 ブラジルで売られている超加工食品のほぼ99%には塩分(ナトリウム)や脂肪分、糖分、色や風味を高めるための添加物が多く含まれていることが、リオ州立大学(UEFJ)とサンパウロ総合大学(USP)の共同研究で明らかになったと3日付アジェンシア・ブラジル(1)が報じた。
 自然食品、加工食品、超加工食品を区別するには、商品のパッケージのラベルを読むことが重要。「In natura」(自然食品)と書かれているのは、植物や動物から直接得られ、改変されていない食品。「Processados」(加工食品)は、長持ちさせ、見た目を美しくするために塩や砂糖、その他の製品を加えて加工されているもの。「Ultraprocessados」(超加工食品)は、食品やその他の有機源から抽出された工業的な製品が加工段階で加えられたもの。
 これらの成分は、ハムやソーセージなどの食肉加工食品や炭酸飲料などのソフトドリンク、ほぼ全てのビスケットやマーガリン、パイ、ケーキ、乳飲料、アイスクリーム、チョコレートミルク、調理済みの食品、ラザーニャ、ピザ、ペストリー、その他のタイプの甘い飲料にも含まれている。
 この調査はサンパウロ市とサルバドール市の主要スーパーマーケットチェーンの食料品と飲料、約1万点を対象に行われた。
 UERJ応用栄養学科並びに食品・栄養・健康大学院プログラムのダニエラ・カネラ准教授は、これらの食品の摂取は糖尿病や高血圧、心血管疾患、ある種の癌などの慢性疾患や肥満と関係があると警告している。
 同氏は、10月に始まる、ナトリウムや砂糖、脂肪の含有量の多い食品の表示義務に加え、着色料や香料、乳化剤などの添加物の情報をラベルに記載することは重要で、消費者も超加工食品の成分を知ることが容易になると主張している。
 研究者達は、このような研究結果は学校の食堂などでの超加工食品の禁止、食品広告などの規制に関する公共政策などの策定に重要との見解も表明している。


立ちション叱責され発砲=注意した住民は胸部被弾で搬送前の記事 立ちション叱責され発砲=注意した住民は胸部被弾で搬送68%が前大統領の候補拒絶=サンパウロ市市長選世論調査次の記事68%が前大統領の候補拒絶=サンパウロ市市長選世論調査
Loading...