ザ・タウン=問題多発も50万人動員=2025年に再び開催に
9月2~3、7~10日に行われた、「ロック・イン・リオのサンパウロ市版」の異名をとる大型イベント「ザ・タウン」が幕を閉じた。運営上の問題は指摘されたが、2025年も開催されることが決まったと10日付G1サイト(1)が報じた。
今回のザ・タウンは、会場となったインテルラゴス・サーキット内での人の行き交いでの大混雑ぶりや、食品や物販売り場での長蛇の列、女性用トイレに数10分待ちでも入れないなど、問題が多発した。
10日付ヴェージャ誌サイト(2)の分析によると、これはステージの設営に問題があったという。同会場でのサンパウロ市のもう一つの大型音楽イベント「ロラパルーザ」では、会場内にステージをバランス良く配置していたのに対し、人が集まりやすいステージを互いに近い場所に配してしまったために人が密集。それが人の流れを妨げてしまったという。
また、全部で5日あった日程でトリが埋まりきらず、米国歌手ブルーノ・マーズが1人で2日分のトリを務めるなど、ブッキング上のトラブルもあったが、ブルーノのライブがG1サイトの評論家評でも1位になるなど好評だったことで、救われた形となった。
他方、エザメ・サイト(3)によると、5日間で50万枚のチケットを売り切ったザ・タウンは、2025年に第2弾が行われることが、10日に主催者側から正式に発表された。合わせて、ロック・イン・リオの2024年の開催日も、9月13〜15日、19〜22日と発表された。