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リオ・グランデ・ド・スル州=新たなサイクロンで天候不順=上旬の大惨事の傷が癒えぬ中

2023年9月27日

 リオ・グランデ・ド・スル州海岸部で新しいサイクロンが発生し、27日にかけての気候が不安定になっている。同州では今月初旬からサイクロンによる風水害が繰り返されている。26日付CNNブラジルなど(1)が報じている。
 アルゼンチンとパラグアイからの低気圧によって発生したサイクロンは、26日から強い風や雨をもたらし、南大河州とサンタカタリーナ州を横切ることが予想されている。
 リオ・グランデ・ド・スルでは26日の時点ですでに雨、ところによっては雹が降り始めている。27日には60〜80キロ/時、ピーク時には80〜90キロ/時、山間部では最大100キロ/時の強風や強い雨が予想されている。
 26日現在で警報が出ているのは、リオ・グランデ・ド・スル州のラゴア・ドス・パットス地区、ポルト・アレグレ大都市圏、山間部の東側、海岸部などで、サンタカタリーナ州高原南部と海岸部でも警戒が必要だ。
 また、サイクロン通過後は寒冷前線による急激な気温低下も起こる見込みだ。
 リオ・グランデ・ド・スル州はアジェンシアブラジル(2)が報じているように、今月4日に発生したサイクロンにより、サンタカタリーナ州の1人と合わせて49人の死者が出た。その後もサイクロンが複数回発生。20日も新たな遺体が発見されて同州の死者は49人に増えたが、この時点でも行方不明者が10人いた。春初日の23日も雹が降るなど、不安定な天気が続いている。
 G1サイト(3)によると、国立気象観測所(Inmet)によると、ポルト・アレグレでの9月の降水量は25日現在で385ミリを記録。9月としては過去100年間で最大の雨量を記録している。


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