教育投資国債で抽選会=賞品は最大5万レアル

子供の教育に投資する親や、大学進学のためにお金を貯めている学生などのため、国庫が教育に焦点をあてた国債「テゾウロ・エドゥカ・マイス」(Tesouro Educa+)に投資している人を対象に3回の抽選会を行うと発表したと24日付アジェンシア・ブラジル(1)が報じた。
この取り組みは家族の経済教育計画の奨励が目的で、第1回目の抽選への登録は21日から10月6日まで。キャンペーンの公式サイト(https://www.tesourodiretopremiado.com.br/)で登録すると抽選番号を受け取ることができる。
テゾウロ・エドゥカ・マイスに毎月投資する人は、登録時に追加の抽選番号を受け取り、2度目、3度目の抽選に使用することができる。1人が受け取ることができる抽選番号は最大で六つとなっている。
抽選会は10月11日、11月18日、12月23日の3回。10月と11月の抽選会では1万5千レアル3本と5千レ10本、12月の抽選会では5万レ1本と1万5千レ4本、5千レ10本の賞品が出る。
国庫サイトでは賞品は子供の将来のための投資にと勧めており、5万レアルをエドゥカ・マイスに投資すれば、投資対象者の年齢次第で月1千~2千レアルの利息を得られるとの説明も加えている。
エドゥカ・マイスのタイトルは16種類あり、月30レアルから利用できる。満期は60カ月の分割払い終了後で、公式インフレ率と実質金利に合わせて調整された金額が、通常の高等教育の就学期間相当の60カ月間かけて返還される。
債券は子供の有無や年齢に関係なく、誰もが購入でき、収入が4最低賃金までの人は満期日までの管理費(6カ月毎に0・1%)は免除。60日前に通知すればいつでも解約できるが、満期前に解約すると償還額は小さくなる。また、7年未満で償還すると償還額に対して年0・5%、7~14年で償還した時は年0・20%、14年以上なら年0・1%を払う必要がある。
エドゥカ・マイスは2002年に作られた「テゾウロ・ジレット」(Tesouro Direto)と呼ばれる国債の一種で、8月に開始された。テゾウロ・ジレットは同種のアプリケーションを普及させ、金融代理店の仲介がなくてもインターネット経由で公的証券を購入できるようにするために作られた。
債権売却は政府が債務を支払い、約束を守るための財源を調達する方法の一つで、返還は経済基本金利(Selic)やインフレ率、為替レートなどに応じて調整した額で行われる。1月に始まったレンダ・マイス(Tesouro Renda+)は、補足退職金の融資を可能にするための商品だ。