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アマゾナス州=15市に対し干ばつ警報=雨雲もできない危機的状況

2023年9月30日

 アマゾナス州内では、干ばつによって非常事態が宣言された市が17、警報が出ている市が38に達した。28日付G1サイト(1)やアジェンシア・ブラジル(2)が報じている。
 非常事態が宣言されているのはジュルアー川やソリモンエス川の流域にある自治体で、他の5市にも注意報が出ている。干ばつの影響は既に11万人以上に及んでいる。
 9月は平年も最も干ばつが感じられる月だが、今年の状況は異常で、このまま雨が降らず、乾燥した状態が続けば、10月はさらに悪化するという。州防災局は12月までに被害を被る人は約50万人と予測している。
 州防災局は「エルニーニョ現象の影響で気温が上がり、雨雲の形成が妨げられている。今年の干ばつは長期化し、例年より厳しくなる」と語っており、被害を受ける自治体は50を超える見込みだ。
 国立アマゾン調査研究所(Inpa)は、エルニーニョと同様、大西洋北部の海水温も上昇していると警告。二つの現象の影響はアマゾンの異なる地域で起きているが、どちらも地域の雨量を減らしているという。国立気象観測所(Inmet)も、「10~12月は雲が形成され難い状況が続く」と予想している。
 アマゾナス州では干ばつ対策が緊急課題となっている。27日には連邦政府がマデイラ川とソリモンエス川の水運確保のための浚渫工事に1億4千万レアルを投じることを発表。
 26日にはウイルソン・リマ知事がワルデス・ゴエス地域開発統合相やマリーナ・シウヴァ環境相らと緊急会議を行い、州南部中心に基礎食料品セット(セスタ・バジカ)や水の支給などの人道支援と、森林伐採・森林火災対策を行うことを確認した。


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