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リオ州政府=連邦とマレー複合スラム掃討=犯罪者用ゲリラ戦訓練施設も

2023年10月3日

 リオ州のクラウジオ・カストロ知事が9月29日、リオ市北部のマレ複合スラム街(Complexo da Maré)の犯罪組織撲滅作戦のため、連邦政府と共同作戦を行うと発表したと同日付アジェンシア・ブラジルなど(1)(2)(3)が報じた。マレ複合スラム街は16のコミュニティからなり、14万人以上が住む同市有数のファヴェーラだ。
 9月24日付G1サイト(4)によると、同州市警は2年以上にわたってスラム街内の犯罪組織に関する捜査を行っており、スラム内にゲリラ作戦展開用の訓練センターがあることも突き止めている。
 共同作戦は、同知事と法務省のリカルド・カペリ事務局長との会談後に発表された。9月29日付G1サイト(5)によると、リオ州市警はこの会談の中で、同地区の麻薬密輸組織のメンバー1128人の逮捕も要請。リオ州側は連邦政府との提携を通して強力な陣容を組み、逮捕要請を完遂することなどを望んでいる。
 9月29日の発表時には実際の派遣人員数などの発表はなかったが、2日付G1サイトなど(6)(7)によると、フラヴィオ・ジノ法相は2日、国による犯罪組織対応策の一つとして、国家治安部隊から無期限で、隊員300人と車両50台をリオ州に派遣すると発表し、省令にも署名した。また、連邦道路警察からは警官270人と防弾車両22台、救急車両1台とヘリコプター1機が派遣される。連邦警察の組織犯罪討伐統合部隊と国際警察協力センターも、諜報、捜査活動を継続する予定だ。


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