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上院、デゼンローラ承認、裁可へ=リボ払いの金利に上限設置

2023年10月4日

 2日、上院で、債務の再交渉「デゼンローラ」に関する暫定令の継続を保証する内容にクレジットカードの分割払いの金利の上限などの規定も含めた法案を承認。3日にはルーラ大統領もそのままで裁可した。2日付UOLサイト(1)やG1サイト(2)が報じている。
 デゼンローラに関する暫定令は3日までに承認されないと失効するはずだったが、法案には暫定令の内容がそのまま盛り込まれており、債務の再交渉はこれまで通り継続される。
 他方、クレジットのリボ払いの金利が高いことは予てから問題となっており、カンポス・ネット中銀総裁はリボ払い廃止を検討するという発言も行っていた。
 だが、連邦政府や議会はリボ払いの金利に上限を設ける方向で取り組んでいた。今回の法案の最大ポイントは、リボ払いの金利を年100%以下に抑え、債務を負った人が債権者に対する返済計画をたてることを容易にすることだった。
 法案審議の際は、マルコ・テンポラルや大麻所持の非刑罰化などの最高裁審理に不満を抱く議員たちが投票妨害などを呼びかけていたが、報告官のロドリゴ・クーニャ上議(ポデモス)がフェルナンド・ハダジ財相と基本ラインをすり合わせながら審議を進めた。同法案は先週、経済問題委員会(CAE)で承認されており、本会議でも承認された。
 財務省によるとデゼンローラは今年末まで有効で、最大で7千万人の人たちが恩恵を受けると見られている。


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