保健省＝イベントで不適切な踊り＝責任者の局長を解任、謝罪

　保健省のイベントで、その開催趣旨とは関係のない女性ダンサーの踊りが披露されたことで保健省が謝罪を行い、省の内部で解任人事まで行われることとなった。７日付フォーリャ紙（１）が報じている。
　問題となった踊りは５日、ブラジリアで行われた保健省のイベントで披露された。このイベントは第１回健康増進動員会議で、全国の州や市の保健局長などが集まっていたが、出演者のグループの一つがファンキの歌を披露。そこで、体の露出度の多い衣装を身に着けた女性ダンサーが尻を激しく振り、性的に挑発的な踊りを舞った。
　この模様はこのあとすぐにネット上で拡散され、全国的に問題となった。
　これを受け、ニジア・トリンダーデ保健相は７日、「予定に全くなかったもので驚いた」とし、この踊りを「不適切」と呼んで批判した。
　ニジア保健相はイベントの行われた日は大サンパウロ市圏内のジアデマやマウアーで別の用件があり、ブラジリアでのイベントには欠席していた。
　ニジア保健相は６日になって初めてこのことを知ったが、この時点では大統領府からも責任者を解任するように要請が出ていたという。
　ニジア氏は謝罪と同時に、イベントの統括責任者だった保健省予防・健康促進局長のアンドレイ・レモス氏を解任したことも発表した。