サッカーW杯南米予選=セレソン、ウルグアイに土=同予選では8年ぶりの敗戦
17日、サッカーのW杯南米予選でブラジル代表(セレソン)は敵地でのウルグアイ戦を0―2で落とし、同予選では8年ぶりの敗戦を喫した。同日付グローボ・エスポルテ(1)が報じている。
セレソンは12日に本拠地で、南米予選下位チームのベネズエラに引き分けた後だけに、敵地での強敵ウルグアイ戦はなんとしても勝ちたいところだった。
セレソンは序盤から積極的な攻めを見せたが、ペナルティ・エリアでヴィニシウス・ジュニオルやネイマールが厳しいマークにあい、なかなかシュートが打てなかった。
逆にウルグアイは42分、ディフェンダーとせめぎあいながらドリブルで上がってきたマクシミリアーノ・アラウホがゴールライン付近からゴール前にボールを折り返すと、飛び込んだヌニェスが頭で合わせ、先制点を挙げた。
セレソンは48分、ドリブルで上がろうとしていたネイマールがデ・ラ・クルスに足を取られて転倒。膝の痛みを訴え、泣きながら担架で運ばれて退場したネイマールに代わって入ったのはリシャリルソンだったが、それからのセレソンは足並みが乱れた。
それでも後半23分、セレソンはロドリゴがPKで豪快なロングシュートを狙ったが、あえなくクロスバーに当たった。逆にウルグアイは32分、ディフェンダーがゴール付近でヌニェスを潰しあぐねている間に、ヌニェスがゴール前に出したパスをデ・ラ・クルスが決めて2点目。試合はこのまま、2―0でウルグアイが勝利した。
セレソンの南米予選での敗戦は2015年10月8日のチリ戦以来8年ぶりで、無敗記録は37試合(28勝9分)で途切れた。ウルグアイには22年ぶりの敗戦だった。
なお、18日付グローボ・エスポルテ(2)によると、ネイマールは膝の靱帯断裂で手術を受ける必要があり、最低6カ月間、ピッチから離れることになった。