リラ下院議長=習近平国家主席と会談=中国とのシナジー強化へ
アルトゥール・リラ下院議長(進歩党・PP)は20日、中国の習近平国家主席に迎えられ、会談を行った。内容は両国の商業関係の強化に関するものだった。同日付フォーリャ紙(1)が報じている。
この会談は17~18日に開催された「一帯一路フォーラム」に伴って実現したものだ。同フォーラムは中国が国際的に行っているインフラ投資計画の10周年を祝うものだが、ブラジルは公式には計画に加わっていない。
リラ議長は北京の人民大会堂で、習国家主席の歓待を受けた。華春瑩外交補佐官はこの会談に関し、「中国は一帯一路やブラジルの開発計画を通じ、ブラジルとのより強いシナジー(複数のものが互いに作用しあって生まれる相乗効果)を望んでいる。それを両国の近代化につなげたい」と語っている。さらにそれを、来年の両国の国交樹立50周年につなげたいともしている。
リラ氏はこの日、習国家主席と王毅外交部長と会談。前日は韓正副主席と会談し、中国共産党歴史博物館も訪れた。
また、フォーラムにはブラジルからゼッカ・ジルセウ(労働者党・PT)、エルマール・ナシメント(ウニオン)、アンドレ・フィゲイレード(民主労働党・PDT)、ダニエル・アルメイダ(ブラジル共産党・PCdoB)といった下議たちも参加している。