機関銃盗難=間接関与の17人行政逮捕=直接関与の6人は予防拘留
【既報関連】サンパウロ大都市圏バルエリの陸軍基地で発生した21丁の機関銃盗難事件で、陸軍が17人を行政逮捕した上、直接関与の6人には予防拘留を要請したと26日付G1サイト(1)(2)が報じた。
機関銃盗難は10日に発覚したが、実際に持ち出されたのは9月7日前後の可能性があり、兵器庫内の武器の検査と管理を怠った責任を問われているのは17人だ。彼らは陸軍の懲戒規則に照らし、同基地内で25日から1~20日間の行政逮捕の形での懲罰を受ける。17人を房内で拘束するか、外出を認めるかは司令官の判断に委ねられており、拘束中も勤務は可能だ。
他方、機関銃持ち出しなどに直接関与した疑いがある6人も同様に身柄を拘束されているが、陸軍側は処罰内容を発表していない。6人については軍裁判所に予防拘留(予備的拘留)の要請も出ており、裁判所が受け入れた場合はオザスコ市の第2大隊に移される。有罪となれば1~30年の刑に服すことになる見込みだが、各罪状に最も重い刑が科せられれば50年を超える可能性もあるという。
直接関与した兵士達は窃盗、横領、受領および/または失踪、消耗、紛失の責任を問われる可能性があり、信頼を悪用し、偽の鍵や封印を使ったかや夜間の犯行かなど、様々な要因によって懲罰の内容が変わるという。
なお、未回収の機関銃4丁の行方は現在も捜索が続いている。