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サンパウロ市=10月に356ミリの雨=同月では80年間で最多

2023年11月2日

 10月の聖市の降水量が同月としては観測史上最多の356ミリに達し、新記録を更新した。10月31日付フォーリャ紙(1)が報じている。
 国立気象観測所(Inmet)によると、サンパウロ市北部サンターナの観測所の数字で、10月は356ミリの降水量を記録したという。
 これは同観測所が1943年に観測をはじめて以来、10月では最多となる。これまでの記録は1969年に記録した237・9ミリだったが、これまでの記録の約1・5倍に相当する、大幅な記録更新となった。
 また、サンパウロ市での10月の平均降水量は127・2ミリだから、今年の降水量はその約2・8倍に達する量だったことになる。
 1日に降った量が最も多かったのは、9日に記録した86ミリだった。
 この記録的な雨量に関し、気象予報サイト、クリマテンポの予報士ジョゼリア・ペゴリン氏は、「サンパウロ州上空に湿った暑い大気が入っていた時に南から寒冷前線が六つも北上し、それが大量の雨につながった」と説明している。
 大サンパウロ市圏最大のカンタレイラ水系は10月31日午前9時に貯水量72・9%を記録。昨年同日は31・8%だった。


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