ゴイアス州=たった一人で献血38リットル=既に約180人の命を救う

「全国献血者の日」の25日、ゴイアス州ゴイアニア市のルイ・フェレイラダ・シルヴァ・ジュニオル氏(42)が、同市の州立ゴヴェルナドール・オタヴィオ・ラジェ・デ・シケイラ救急病院(Hugol)から表彰されたと27日付G1サイト(1)が報じた。
同氏は2016年3月以来、61回、血液と血小板の献血を行っている。同病院の血液銀行によると、15年間に提供された血液は38リットルを超えており、約180人の命を救ったという。
自分が最多献血者として表彰されるとは思っていなかったルイ氏は、自分と同じくらいのペースで献血している人はもっといると思っていたとし、自分が助けてきた人の数にも驚いたという。
また、血液を必要としている患者の全てが自分のために献血してくれる人を何人も持っている訳ではないから、血液を本当に必要としている誰かのためにボランティアとして献血することは大切とも語っている。
彼は約15年前、必要な数の献血者が集まらず、困っている友人や家族の要請に応えて献血を始めて以来、献血の常連となった。また、彼の血小板の数値が高いことが別の病院の血液銀行の職員の目に留まり、血小板のドナーになるようにも誘われた。
ルイ氏によると、血小板を採取するときは血液も一緒に採るため、血小板のドナーとなる方がより生産的だという。
25日に表彰された人はルイ氏以外にも32人いたが、ルイ氏はメダルと共に、Hugolの血液銀行が開設されてから、最も頻繁に献血したドナーであることを示すダイヤモンド・ドナーの称号も受け取った。
献血は体重50キロ以上の健康な、16~69歳の人が可能だが、風邪をひいたり発熱したりしていないこと、休養や食事をきちんととっていること、入れ墨やピアス、アートメイクをしてから1年以上、胃カメラをやってから6カ月以上経っていること、12時間以内に飲酒していないこと、抗生物質を使っていないことなどの諸条件を満たしている必要がある。