セルジオ・モロ=選挙違反の裁判で弁明=PLとPTによる裁判で
セルジオ・モロ上議(ウニオン)が7日、パラナ州選挙地域裁で選挙違反に問われている嫌疑について弁明を行った。この裁判の結果次第では、同上議は罷免になり得る。同日付カルタ・カピタル(1)やG1サイト(2)などが報じている。
この裁判は、ルーラ大統領の労働者党(PT)とブラジル共産党(PCdoB)、緑の党(PV)の3党による政党連合と、ボルソナロ前大統領の自由党(PL)が起こした二つの訴えによるものだ。それは、モロ氏が前所属政党のポデモスでの大統領選キャンペーンと合わせて、規定を大幅に超過する資金を費やしていたことを訴えたものだった。
モロ氏はこの日、約50分をかけて、何に選挙資金を使ったかの具体的な説明を行った。同氏の弁護士によると、「選挙地域裁が疑問視した選挙活動費の98%は説明できた」としている。
モロ氏は、選挙活動費には違法性は全くなく、PLによる「ポデモスでの大統領選用キャンペーンを、ウニオンでの上議選に利用した」との主張は誤りで、むしろ、出馬を乗り換えたことを上議選で他の候補から批判の材料にされたと主張。さらに、この訴訟は「事実が提示されない馬鹿げたもの」と批判した。
だが、モロ氏はPLが問うた選挙資金の超過や、PT連合からの裏金(隠し口座)を含む不正使用の疑いに関する質問には答えなかった。
この裁判では、来週、モロ氏の弁護側の主張が行われ、来年の初頭にも判決が出る見込みだ。