IMF=ブラジルのGDP世界9位に=昨年から順位二つ上げる
国際通貨基金(IMF)が発表した国内総生産(GDP)上位20カ国のリストによると、ブラジルはフランスやイタリアに次ぐ9位だったと18日付エスタード紙など(1)(2)(3)(4)(5)が報じた。
最新のワールド・エコノミック・アウトルックによると、ブラジルのGDPは2・13兆米ドル(以下ドル)で、2・12兆ドルのカナダを抜き、9位につけた。
2022年のランキングでのブラジルは11位だったから、順位を二つ上げた。この伸びは前回報告書で発表された見通しを裏付けるものだ。IMFはブラジルのGDPが伸びると判断した理由として、2023年上半期に見せた農業のダイナミックな動きとサービス業の回復力を挙げている。
また、ブラジルのGDPは2026年までに2・476兆ドルに成長し、世界8位にランキングするようになるとの見解も明らかにした。
上位10カ国とGDPは、米国26・95兆ドル、中国17・7兆ドル、ドイツ4・43兆ドル、日本4・23兆ドル、インド3・73兆ドル、英国3・33兆ドル、フランス3・05兆ドル、イタリア2・19兆ドル、ブラジル2・13兆ドル、カナダ2・12兆ドルだ。
IMFによると、今年の世界経済はロシアによるウクライナ侵攻やコロナ禍の影響からも緩やかに回復。インフレも昨年の8・7%以後、今年が6・9%、来年は5・8%と見込まれている。