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マラニョン州=州都から歴史遺産が続々=MCMVの候補地から

2024年1月9日

発見された人骨の一部(©Jader Folho/X)
発見された人骨の一部(©Jader Folho/X)

 マラニョン州の州都サンルイスで、考古学上貴重な人骨43体分と10万点を超える史料が発掘され、注目されている。7日付フォーリャ紙(1)やG1サイト(2)などが報じている。
 これらの歴史遺産は、連邦政府の持ち家政策「ミーニャ・カーザ、ミーニャ・ヴィーダ(MCMV)」を請け負った建設会社MRVが集合住宅を建設するための整地作業などを行っている最中に発見された。
 建設現場からは人骨の他、陶器の破片や石器、骨、装飾した貝殻、焼けた炭などが見つかっている。どの年代のものかや、人骨が何歳くらいの人のものかは鑑定が必要な状態だが、専門家らはその大半が「歴史的にかなり重要」との判断を下している。
 現場はサンルイス市ヴィセンテ・フィアーリョ地区で、現場の近くのシャッカラ・ロザネと呼ばれる遺跡では、1980年代にトゥピ・グアラニ族に属すると見られる成人男性の化石化した人骨が見つかって以来、考古学的研究が行われている。
 考古学者のウェリトントン・ラジェ氏によると、今回の発掘現場では2019年に行った環境許可取得のための調査時にも陶器片が発見されていたが、パンデミックなどで研究が遅れていたという。
 現場では数千年前から17世紀にまたがる史料が見つかっており、部落や集落または墓地であった可能性があるが、人骨については「少なくとも7千年前のもの」との仮説が立てられているという。


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