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アマゾナス州=福音派下議に任期剥奪判決=選挙高裁で有罪なら罷免に

2024年2月2日

 アマゾナス州の選挙地域裁は1月31日、シラス・カマラ下議(共和者・RP)に対し、選挙法違反で任期を剥奪する決定を下した。同日付フォーリャ紙(1)やG1サイト(2)が報じている。
 これは、シラス氏が2022年の下議選の際に使用した費用で、選挙法違反が問われたものだ。検察側によると、同氏がキャンペーンで使用し、選挙の経費にも計上した自家用飛行機を私用していたことが問題視されている。契約していた飛行機の渡航内容には、選挙に直接関係ない人物を搭乗させた例や、選挙とは直接関係のない他州への渡航が含まれていたという。
 一度、票の見直しが行われた後のこの日の最終的な結果は、任期剥奪に賛成の判事が4人、反対が2人で有罪となった。
 また、同様にアダイール・フィーリョ下議(RP)の任期も剥奪されている。
 シラス下議の弁護士は、「選挙費用の申告が通っているのにこの判決はおかしい」とし、選挙高裁への上告を考えている。同弁護士は「票の差もわずか」と、逆転に自信を見せている。
 シラス氏は2月からが7期目となる下議で、福音派のリーダーを務めている。また、熱心なボルソナロ前大統領の支持者で、野党側の代表的議員としても知られている。
 本人が上告する意向のため、最終的な判断は選挙高裁での審理に委ねられる。上告中は下議としての職務を遂行できるが、選挙高裁でも有罪ならば議員罷免となる。シラス、アダイール両氏が罷免となった場合は、アルフレッド・ナシメント氏(自由党・PL)とパブロ・オリヴァ氏(ウニオン)が両人の議席を埋めることになる。


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