ペルナンブッコ州=リオからの観光客殺される=オリンダ・カーニバルの帰りに
14日、ペルナンブッコ州でカーニバル帰りの観光客が刺殺される事件が発生した。同日付G1サイト(1)が報じている。
事件が発生したのは14日未明、ペルナンブッコ州州都レシフェの南部ボア・ヴィアージェン地区でのことだった。
亡くなったのはタレス・ド・コウト・レングルベル・クロップさん(35)で、オリンダでのカーニバルからレシフェの宿舎に戻ってきたばかりだった。
警察の調べだと、タレスさんは宿泊先近くのバールで友人達と会った後もそこに残っていて、強盗に襲われ、反応したら刺されたと供述していたという。事件の報を聞いて駆け付けた友人によると、少なくとも、携帯電話がなくなっていたという。
タレスさんはリオからの観光客で、石油関係の技師をしていた。
今回の旅行はサルバドールから始まっており、レシフェには10日から滞在していた。友人の一人は同じ宿に宿泊していたが、襲撃時のタレスさんは宿舎の向かいのバールに一人で残っていたため、何人に襲われたのかなどは分からないという。
友人の証言によると、タレスさんからは0時30分に1度連絡があり、その50分後に路上に倒れているとの連絡を受けたという。友人は女医の友人に連絡を取って駆け付け、タレスさんを助けようとし、移動式緊急医療サービス(SAMU)も呼ばれたが、傷が深く、危ないと判断した女医が駆けつけた軍警に頼んでタレスさんを病院に連れて行ってもらったという。
タレスさんは当初意識があり、駆けつけた人たちと会話もしていたが、出血多量で、病院に着いた時には心肺停止も起こしていた。病院側は蘇生術を施すなどして救命を試みたが、回復しなかったという。