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マット・グロッソ州=18歳女子学生に退学処分=4年前の友人死亡事件受け

2024年2月20日

 マット・グロッソ州で、2020年に同い年の友人で、当時14歳だった少女を射殺したとされた女性が大学から退学処分を受けた。18日付フォーリャ紙(1)が報じている。
 20年7月12日に同州クイアバーで起きたのは、当時14歳だったイザベレ・ギマランエス・ラモスさんが、友人の女性が落として暴発したスポーツ射撃用の銃の弾を顔面に受けて死亡するという事件だ。
 暴発したのは女性の父親が所有していた銃で、未登録だった。女性の自宅には当時、未登録のもの2丁を含め、7丁の銃があったという。女性は事件の4カ月前からスポーツ射撃を習っており、警察は女性はリスクを知りながら、意図的に銃を落として友人の少女を殺害したとして女性を告発。弁護士は、殺意はなく、事故だったと主張した。
 第一審では殺人罪とみなされ、女性は21年1月から22年6月まで、隔離された環境で特別な教育プログラムを受けたが、第二審では事故による傷害致死扱いとなり、特別教育プログラムは停止された。また、昨年は彼女に対する訴訟も打ち切られた。
 女性は複数の大学に合格し、今年、サンレオポルド・マンジッチ大学医学部に入学したが、16日に退学処分を受けた。大学側は、彼女が入学したことで学業環境が非常に不安定になったためだと説明している。
 退学となった女性の弁護士は、「家族はこの件に関するコメントを行わない」と語ったが、女性の母親は退学処分について報じたグローボ紙に対し、「彼女には道徳的、社会的なリンチを受けずに生きる権利がある」と語っている。


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