リオ市=十数発浴びせ、弁護士殺害=日中にOAB本部の目前で
26日、リオ市のブラジル弁護士会(OAB)のビルの前で、弁護士が射殺される事件が発生した。同日付メトロポレスなど(1)(2)が報じている。
事件は26日の夕方、リオ市中央部にあるOABの本部の前で起こった。
ロドリゴ・マリーニョ・クレスポ氏(42)はマレシャル・カマラ大通りを歩いていたが、覆面姿の男性が、同氏の名前を呼び、本人だと確認すると、十数発を浴びせた。その間、わずか14秒の犯罪で、現場近くには警備隊や検察官もいた中での犯罪だった。現場に居合わせた人たちは一様に、犯人は白いGOL車に乗り込んで逃走したと証言している。
現場にはすぐに人が集まり、救急車も呼ばれたが、マリーニョ氏は即死だった。日中のリオ市の街中での事件ということもあり、現場は騒然となった。
警察によると、犯人はマリーニョ氏の日頃の行動を熟知している可能性が強く、粛清ではないかと見ている。
マリーニョ氏はマリーニョ&リマ法律事務所の共同創始者で企業契約を専門としていた。2005年にキリスト教大学リオ校を卒業し、ジェツリオ・ヴァルガス財団(FGV)で大学院を過ごし、企業法に関して学んでいた。
OABはマリーニョ氏を追悼し、遺族を慰めるための声明を発表し、このような犯罪に対する強い抗議も行った。