サブウェイ=民事再生の手続き申請=スターバックスに続き
世界的なサンドイッチ販売チェーン大手のサブウェイ・ブラジル支社が民事再生手続きを申請したことが明らかになった。13日付フォーリャ紙(1)が報じている。
申請を行ったのはサブウェイのブラジル代理店のサウスロック社だ。同社は23年12月初旬に民事再生手続きに入っており、サブウェイはそのプロセスから除外されていたが、4億8200万レアルの負債があるとサンパウロ州地裁に申告し、再生手続きを求めた。
サウスロック社は昨年10月、カフェの国際的チェーンのスターバックスに関して、月額5千万レアルの収益支払いの遅れで米国本社と揉め、民事再生手続きと、商標の使用禁止を求められていた。
今回の件も、米国のサブウェイ本社がサウスロック社に民事再生の手続きを求めたものだ。
サウスロックによると、サブウェイのフランチャイズを管理していた全国法人台帳(CNJP)の司法的回収要請は、営業許可取り消しなどのために不可欠だという。同社によると、この手続きは、プロセスの対象外となったブラジル国内のサブウェイのフランチャイズ加盟者や運営者の活動には支障をきたさないという。
だが、サンパウロ州地裁に送られた要請書によると、主要株主らが交渉を中断し、株の引き上げを検討しており、それに伴う支払いを緊急に行うよう要求しているという。サウスロック側は解決は可能と見ており、民事再生手続きの次の段階まではサブウェイのフランチャイザーの活動は継続できる
としている。