1月8日襲撃事件=初の無罪判決者を記録=現場付近の路上生活者
14日、23年1月8日に起きた三権中枢施設襲撃事件の審理において、初めての無罪判決者が出た。14日付G1サイト(1)が報じている。
無罪とされたのはジェラルド・フィリペ・ダ・シルヴァ被告だ。同被告は昨年の三権中枢施設襲撃事件当日に現行犯として逮捕された。だが、同被告は事件の3カ月ほど前から現場となった三権広場周辺で路上生活を送っていたという。
シルヴァ被告は昨年11月に釈放されたが、電子足輪の装着を義務付けられていた。同氏釈放は、検察が証拠不十分を理由に無罪を要求したために起きた。
シルヴァ氏は他の14人の被告と共にヴァーチャル形式での審理を受けていたが、報告官のアレッシャンドレ・デ・モラエス判事が検察が勧める通り、「犯行に加わったとする証拠が不足している」として無罪に投じると、クリスチアーノ・ザニン、フラヴィオ・ジノ、カルメン・ルシア、ジアス・トフォリ判事とルイス・ロベルト・バローゾ長官がそれに賛同。これにより過半数を超えたため、無罪となった。
同事件ではこれまでに131人の被告に有罪判決が下されている。