ハーバードのベスト15教授=ブラジル人ダニエル・シャピロ氏

米国名門私立大学のハーバード大学のベスト15教授に、ブラジル人のダニエル・シャピロ氏が選ばれたと、同大学サイトや5日付テラ・サイト(1)が報じた。
シャピロ氏は、ハーバード大学で国際交渉プログラムの創設者兼ディレクターを務める一方、マクリーン病院の心理学准教授でもある。さらにはハーバード・ロースクールの交渉プログラムのアフィリエイト・メンバーでもあるという、多彩な経緯歴を持つ。米国心理学会のアーリー・キャリア・アワードをはじめ、いくつかの賞を受賞している。
シャピロ氏は、自分の理論を卓上で終わらせず、実際にその文脈に沿って現実に実践し、その内容を研究成果として発表している。
例えば同氏は3年間にわたり、世界経済フォーラムのグローバル紛争アジェンダ協議会の議長を務めた。彼の紛争解決の取り組みは中東、ヨーロッパ、東アジアで実践されている。
彼は紛争管理プログラムを開発し、現在では20カ国以上で100万人の若者を支援している。彼はそのすべてを非営利の資金援助によって達成した。
教育界に関係した彼の最も有名な著作のひとつが『譲れないものの交渉』であり、古典的な『理性を超えて:交渉に感情を使う』も共著である。
同氏は、ニューヨーク・タイムズ紙、ボストン・グローブ紙、その他の一般誌にもコラムなどを執筆している。