サンパウロ市=イビラプエラがヒタ・リー公園=1回目の投票可決され、前進へ
サンパウロ市最大の公園であるイビラプエラ公園に、昨年逝去した女性ロック歌手、ヒタ・リーの名前を冠する法案が最初の投票で可決された。もう1度承認されれば正式に承認されることになる。10日付G1サイト(1)が報じている。
ヒタの名前をイビラプエラ公園に冠する法案は、昨年5月8日の死の直後にルナ・ザラッティーニ市議(労働者党・PT)が提案したもので、10日に1回目の投票が行われ、過半数の賛成票を得た。
ヒタは1960年代はバンド、オス・ムタンチスのヴォーカリストとして、70年代以降はソロとして成功。ブラジルのみならず、南米を代表する女性ロック歌手の先駆として、国際的にも知られた存在だった。
ヒタは生家がイビラプエラ公園に近いヴィラ・マリアーナ区にあり、ロック歌手として知られるようになってからも、日曜日は同公園内にあるプラネタリウウムまで散歩するのが日課だった。このことはよく知られており、告別式もそこで行われた。
この法案は2回目の投票でも可決されれば市長に渡され、そこで裁可されればヒタの名前が公園名となる。
イビラプエラ公園はサンパウロ市を代表する観光地の一つでもあり、2022年に民営化されている。