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デング熱=予防接種の対象拡大=期限間際の場合に限り

2024年4月19日

予防接種を受ける人(©Paulo H. Carvalho/Agencia Brasil)
予防接種を受ける人(©Paulo H. Carvalho/Agencia Brasil)

 【既報関連】保健省予防接種技術会議所が17日、使用期限が間近に迫ったデング熱ワクチンの接種対象拡大を認めることを決めたと同日付G1サイトなど(1)(2)(3)が報じた。ただし、認めるかどうかは市によって異なり、サンパウロ市では対象は拡大されないと報じられている。
 具体的には4月30日が使用期限のワクチンで、統一医療保健システム(SUS)内の医療機関で適用するために配布されたワクチンが期限までに使い切れないと判断された場合は4~59歳の人への接種が認められる。
 同会議所が最初に定めた対象は10~14歳で、同年齢層への接種は今後も最優先されるが、予防接種実施率が期待通りに伸びないため、ワクチン配布対象市を増やしても期限切れワクチンが発生する可能性があることで取られた措置だ。
 保健省はこれを受け、これまで通り10~14歳を最優先するが、4~59歳への前倒しを認めることと、その場合も6~16歳を優先するように求める通達を出した。また、連邦自治体や地方自治体の担当者に接種を促す努力をと呼びかけると共に、前倒しで接種を受けた人に対しては2度目の接種を保証することを約束している。
 なお、デング熱の予防接種を受けた人の登録内容が市や保健省の統計に反映されるまでには時間を要するため、現時点では4月で期限が切れるワクチンがどの市にどれだけあるかの正確な数は把握できていないという。


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