リオ市コパカバーナ=マドンナのショー間近=ホテルの客室8割埋まる

リオ市では5月4日に国際的な歌手マドンナのショーが予定されており、コパカバーナとレマのホテルでは5月3~5日の客室占有率が80%を超えたと18日付アジェンシア・ブラジル(1)が報じた。
18日にリオ市宿泊サービス雇用主組合(HoteisRio)が発表したところによると、コパカバーナとレマのホテルの客室占有率は83・38%で、イパネマとレブロンでも67・53%に及んでいるという。
同協会ではこの特別な需要を分類するため、マドンナ効果という表現を使っている。同協会によると、5月3~5日の市内のホテルの客室平均稼働率は70・79%に上っているという。
同協会会長のアルフレッド・ロペス氏によると、コパカバーナでショーがある場合、コパカバーナのホテルがまず埋まり、その後、周辺地区にあり、交通手段の代替案を提供するホテルの占有率が高まるという。
リオ市市役所も、同市で最も有名な海岸で行われるマドンナの無料パフォーマンスで、高額の収益を得たいと考えている。都市経済開発局(CMDUE)が観光局(SMTUR)と協力して発表した予想によると、5月はサービス税の特別収入だけでショーのために投資した1千万レアルが回収できる見込みだという。両局は、5月の税収は昨年同月比で20%増となると試算している。
市役所側は、5月4日のマドンナのショーは、同市役所がスポンサーとして投資した1千万レアルの約30倍にあたる2億9340万レアルの経済効果をもたらすと見ている。
ショーの運営計画は19日に発表される予定だったが、25日に延期された。市役所と州政府が物流運営と警備に関する計画はこの日に発表される予定だが、海軍は18日、事前の検査に合格した船舶の操縦士は全員、ショー当日に飲酒検査と最大積載量の検査を受ける必要があると発表している(18日付アジェンシア・ブラジル(2)参照)。