コパ・アメリカ=セレソンが準々決勝で敗退=ウルグアイとのPK戦の末

6日、米国で開催中のサッカーのコパ・アメリカで、ブラジル代表(セレソン)はウルグアイと準々決勝で対戦。PK戦の末に敗退した。同日付ESPN(1)が報じている。
グループリーグD組でも1勝2分で、コロンビアに次ぐ2位通過と、今ひとつ調子の上がらないセレソンは、3連勝で危なげなく、C組を1位で勝ち抜いたウルグアイとの対戦となった。
エースのヴィニシウス・ジュニオルをイエローカード累積で欠くセレソンは、センターフォワードに弱冠17歳のエンドリックを入れて、ウルグアイ戦に臨んだ。
セレソンは前半13分にフリーキックのチャンスを得、ラフィーニャがペナルティエリア外から直接ゴールを狙った。だが、ボールはクロスバーの上を越え、得点のチャンスを逃した。
ウルグアイはその後、積極的にゴールを狙い、度重なるコーナーキックからチャンスを作るも、センターフォワードのダルヴィン・ニュネスが相次いでシュートを外し、得点はならなかった。
その直後の34分、セレソンはカウンターでチャンスをつかむも、ラフィーニャのシュートが前進守備のキーパー、ロチェに好捕され、得点はならなかった。
後半29分、ウルグアイはサイドバックのナンデスがロドリゴへの危険なタックルでレッドカードの一発退場となった。だが、セレソンは数的有利を生かせず、0対0のまま。勝負はPK戦にもつれ込んだ。
PKではウルグアイ側の最初の3人が次々とシュートを決める中、セレソンは1人目のミリトンが右に飛んだロチェに止められた上、3人目のドウグラス・ルイスも左のポストに当てて外した。セレソンはキーパーのアリソンが4人目のキッカー、ヒメネスのシュートを止めたものの、2人が外したことが響き、ウルグアイの5人目ウガルテがPKを決めた時点で、2対4となり、敗れた。
試合後、セレソンは手厳しい批評を受けたが、そこで共通していたのは、「中盤が試合を作れず、フォワードまでボールがつながっていなかった」「調子の上がらないパケターをなぜトップ下で起用し続けたのか」ということだった(2)。