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アマゾナス州=昨年以上の干ばつか=同州政府が懸念表明

2024年7月18日

水位低下が著しいエルヴィラ市内の川(Divulgação/Defesa Civil Municipal)
水位低下が著しいエルヴィラ市内の川(Divulgação/Defesa Civil Municipal)

 アマゾナス州南西部にあり、人口1万7千人強のエンヴィラ市では近年で最大となる可能性がある干ばつの影響が出始めており、既に約1万人が地域社会の孤立や船舶の座礁、資材供給上の問題などで苦しんでいると17日付G1サイト(1)が報じた。
 エンヴィラ市で起きている現象は州全体に及ぶことが予想されており、アマゾナス州政府は、今年の状況は同州史上最大の干ばつが記録された昨年よりも悪化する可能性があると見ている。州内62市中20市は現時点で緊急事態に陥っており、マナウス市内ではネグロ川の水位が7月だけで54センチ下がっている。
 エンヴィラ市は昨年も、地域社会の孤立や供給問題で苦しんだが、今年はこの現象が昨年より早く始まっている。昨年の7月16日は8・55メートルだった市内を流れるタラウアカ川の水位は、1年後の16日は5・26メートルのみ。
 エンヴィラ川支流のジュルパリ川の河口では週末の水深が1・2メートルに低下し、両岸の間を徒歩で移動できるようになっている。昨年同期の水位は6・77メートルだった。
 同市防災局は、タラウカ川とエンヴィラ川の水位低下の影響が出ているのは7千人で、川岸の住民1千人も干ばつの影響を受けていると見ており、同市が緊急事態を宣言するのも時間の問題だ。
 同市に最も近いのは89キロ先のフェイジョー市だが、唯一の交通手段である舟や飛行機も利用が困難になっている。
 干ばつは2月に大洪水を経験したアクレ州でも深刻だ。


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