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パリ五輪=17分間にメダル3個=柔道とスケートボードで

2024年7月30日

柔道男子のリマが今大会初のメダルを獲得、ラリッサがそれに続いたと報じる28日付アジェンシア・ブラジルの記事の一部
柔道男子のリマが今大会初のメダルを獲得、ラリッサがそれに続いたと報じる28日付アジェンシア・ブラジルの記事の一部

 【既報関連】パリ五輪でのブラジル選手の競技参加は25日から始まっており、28日には今大会初のメダルを獲得。28日付テラサイトなど(1)(2)によると、わずか17分間で2個目と3個目のメダルも獲得し、嬉しい1日となったが、メダルを期待されていた選手の敗退や病に倒れる選手も出るなど、勝負の世界の難しさも示している。 28日付アジェンシア・ブラジルなど(3)(4)によると、ブラジルにとって今大会初のメダルは、柔道男子66キロ級のウィリアン・リマ(24)がもたらした銀メダルだ。リマの決勝の相手は、兄妹で連覇を狙っていたが、妹の阿部詩が2回戦で敗退して夢が潰えたのを見、兄妹で金メダルという夢を次大会に繋ぐと決めて畳に立った日本の阿部一二三。開始1分48秒と同2分36秒に技ありをとられ、合わせ技の一本とされて金を逃したが、会場はブラジル初のメダルに沸いた。
 ブラジル2個目のメダルも柔道で、女子52キロ級準々決勝で敗れた後、敗者復活戦で勝ち上がったラリッサ・ピメンタがやはり敗者復活戦で勝ち上がってきたイタリアのオデッテ・ジュッフリダを3位決定戦で破り、銅メダルを得た。同階級は、阿部詩を破ったウズベキスタンのディヨラ・ケルディヨロワが金を獲得した。
 28日付アジェンシア・ブラジル(5)によると、3個目はスケートボード女子ストリートでライッサ・レアル(16)が獲得した銅メダルで、異なった大会で複数のメダルを獲ったブラジル人最年少選手となったものの、彼女が望んでいた金にも、東京大会で得た銀にも届かず、不本意な大会となったようだ、
 それでも、決められた時間内に複数の技をこなす「ラン」の段階までは日本選手に1~3位を独占されていたのに、1回の大技で勝負する「ベストトリック」(5回の内、得点の高い3回の合計で順位を争う)で3位に浮上。技の完成度や勝負強さを示した。同種目はランの段階で2位だった吉沢が金、1位だった赤間が銀を獲得し、日本勢が2連覇した。
 なお、28日付アジェンシア・ブラジルなど(6)(7)(8)によると、28日は女子体操が団体戦4位で決勝進出を決めた他、レベッカ・アンドラーデが個人総合と種目別3種で上位3位以内に入って決勝に進出。フラヴィア・サライヴァは個人総合で、ジュリア・ソアレスは平均台で決勝に進んだ。団体戦は30日、個人競技は8月1~5日が決勝だ。
 他方、27日付アジェンシア・ブラジル(9)によると、体操男子は27日に予選が行われ、リオ大会で3位だったアルトゥール・ノリは決勝進出を逃したが、ジオゴ・ソアレスが個人総合で決勝に進んだ。男子個人総合の決勝は31日だ。
 なお、29日付アジェンシア・ブラジル(10)によると、29日の柔道はラファエル・シルヴァらが出場したが、誰もメダルに届かなかった。29日午後5時現在で、追加メダルはない。

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