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Xがブラジル人弁護士と契約=モラエス判事は新代表選出を命令

2024年9月21日

モラエス判事
モラエス判事

 SNSプラッットフォーム「X」は19日、ブラジル人の弁護士を選んだことを最高裁に報告。これを受け、最高裁のアレッシャンドレ・デ・モラエス判事は24時間以内に同社のブラジル代表を指名するよう命じた。同日付G1サイト(1)が報じている。
 Xはこの日、法廷での手続きを進めるため、サンパウロ市在住の弁護士、アンドレ・ゾナロ・グラチェッタ氏とセルジオ・ロゼンタル氏の2人と契約したことを最高裁に報告した。
 モラエス判事は「これらの新しい弁護士がXがブラジルの憲法を遵守し、活動再開のために必要な手続きを行うという決め手がない」との判断を下し、24時間以内に新代表を選ぶよう命令した。
 Xはブラジルの憲法に従わない違法アカウントの削除を命じられたが、同社を運営する米国人企業家のイーロン・マスク氏が命令に従わず、代表の逮捕を回避するためにブラジル事務所を閉鎖した。また、ブラジルの代表者のブラジル事務所の担当者を指名するようにとの命令にも従わなかったため、8月30日にⅩの運用停止措置がとられた。
 手続き上では、Xが違反アカウントを凍結し、命令不服従に伴う罰金を払い、さらに代表が選ばれて、ブラジルの裁判所でも認められれば運用再開となるが、X側は今週、ブラジルのユーザーのアカウントのデータを移し替えることでブロック外しを行った疑惑をもたれており、最高裁の不信感を煽った。これにより、一時的に利用可能となったⅩユーザーは再び利用不能となった上、より厳しい罰金刑を科せられた。
 モラエス判事は、運用停止後にⅩへのアクセスを試みた国内ユーザーの調査も命じている。


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