サンパウロ市=5月23日大通り通行止め=通りにかかる橋での火災で

19日午後、サンパウロ市中央部の主要道である5月23日大通りにかかる橋で火災が起き、5月23日大通りが通行止めとなるなど、市内の交通が混乱した。同日付CNNブラジル(1)が報じている。
火災は市中央部リベルダーデ区サンジョアキン駅に近いコンデッサ・デ・サンジョアキン橋で起こった。この橋は5月23日大通りの上にかかっており、橋を支える構造部分(橋の下部)に造られた窓付きの部屋の壁は同大通り脇の歩道に届いている。
今回の火事は、同橋周辺に住んでいる路上生活者が起こした火が、ゴミや橋の下部の部屋にあった毛布や木材に引火して燃え広がったとみられており、近隣には黒い煙が立ち込めた。このため、橋の下を通る5月23日大通りは全面交通止めとなった。
火は午後3時には収まったが、市内でも最も交通量の多い通りの一つの5月23日大通りが止まったため、交通工学公社(CET)が同大通りを避けるよう指令を出した。
そのしわ寄せは他の通りに現れ、各地で大渋滞が起こり、市内の交通は大混乱となった。(2)
火災が橋を支えている部分で起きたため、橋の安全性確認などのため、5月23日大通りの交通再開は大きく遅れ、20日もコンゴーニャス方面行きが通行止めとなっていたが、20日15時19分には通行が全面的に再開された。(3)