《記者コラム》インフレ先進国ブラジルに学べること=庶民にとって「良いインフレ」なし
庶民には「良いインフレ」など存在しない
日本ではデフレ脱却の手段として「インフレ待望論」が一般化しているように見える。でも〝インフレ先進国〟ブラジル在住者としては「良いインフレ」なんて存在するのか――との違和感が強い。コラム子はエコノミストではないので専門的なことは分からない。素人が生活感覚で感じる日伯の差異を書いてみたい。
多くの面で日本社会の方が先進的だと確信するが、中にはブラジルの方が進んでいる部分もある。その一つがインフレ対策だ。ブラジルはハイパーインフレに苦しんできた経験があり、その結果、社会制度としてのインフレ対策が進んだ。
今の日本を見てい...
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