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野球道具230キロ携え来伯=トラブル乗り越え、絆に感謝

2026年3月12日

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 ブラジルの野球少年のために野球道具の寄付活動を行っている福田雄基さん(34歳、千葉県出身)が7度目となる来伯寄付のため、2月24日から3月4日の日程でブラジルを訪れた。今回は総重量230kg分の野球道具を持参。4日に編集部を訪れ、活動報告を行った。

 幼いころから野球に親しんできた福田さんは2016年のリオ五輪の際に初めてブラジルを訪れ、経済的理由から野球道具を手に入れられず野球ができない子供たちの存在を知り、寄付活動を始めた。

 今回の来伯寄付では、24年に行った前回に続き、元ソフトバンクホークス監督の工藤公康氏らが寄付品集めに協力。活動支援のためのクラウドファンディングには60万円が集まった。

 今回持参した野球道具は、硬・軟式ボール合計500個、グローブ55個、バット25本、キャッチャー防具8セット(新品5セット)、ユニフォーム・ジャージ類(プロ野球球団から)、ベルト、バッティング手袋など。

 福田さんは2月28日~3月1日にイビウナ市で開催された少年野球大会に参加し、出場18チームに野球道具の寄贈を行う予定だったが、ブラジル入国時に空港税関で野球道具を没収されるトラブルに見舞われ、当初の計画を断念。野球道具はブラジル野球連盟を通じての申し入れにより返還される見込みとなったが、福田さんの滞在期間中に手続きは終わらず、後日、ブラジル野球連盟から各地チームに寄贈されることとなった。

 活動10年目にして初めて遭遇した税関でのトラブルに当初は大きく動揺したが、「問題解決のために沢山の人が動いてくれただけでなく、不安な心に温かく寄り添ってくれました」と感謝を語った。

 福田さんは今回の滞在期間中、サンパウロ市やイビウナ市、グアララペス市を訪れ、野球少年らと交流した。税関トラブルで野球道具を直接渡せなくなったことを心苦しく思いながら各所を訪問したが、長年の交友関係を持つ少年野球関係者らは福田さんとの交流自体を喜び、温かく迎え入れてくれたという。

 前回の福田さんの来伯をきっかけに日本語の勉強を始めた子供から寄付活動に対する直筆の感謝の手紙を受け取り、「自分の活動は人同士の絆も紡いできたんだなと実感し、とても胸が熱くなりました」と今回の来伯寄付の感想を語った。

 寄付活動の詳細確認や協力の申し出などは福田さんのインスタグラム(@yuki_fuku89_jp)から行うことが出来る。


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