人質事件=サントスのGK目当てだった=犯人が部屋情報間違える

【既報関連】1日にサンパウロ州海岸部の高級コンドミニオ(塀で囲まれた集合住宅)で起きた人質事件に関し、犯人たちの当初の狙いは同集合住宅に住んでいるサッカークラブ、サントスFCのゴールキーパーだったことが明らかになっった。3日付G1サイト(1)が報じている。
この事件は、サントス市エンバレー地区カストロ・アルヴェス街にあるコンドミニオに4人組の強盗が侵入し、住人ら6人を人質にとって5時間以上立てこもったもので、犯人らと侵入を手伝ったとされる門番はすでに逮捕されている。
その後、事情聴取に応じた人質たちの証言から、犯人たちが同コンドミニオに住んでいるサントスFCのゴールキーパー、ジョアン・パウロを狙ったものだったことが明らかになった。
人質になった人たちの話では、犯人たちはジョアン・パウロの名前を何度も口にし、人質を連れて彼の住む階に上がったつもりだったが、部屋の情報に間違いがあってたどり着けず、焦っていたという。また、犯人たちは、自分たちが殺されないかと恐れてもいたという。
他方、ジョアン・パウロはSNSで、「事件発生時、僕はちょうどトレーニングセンターで、故障した足首のケアをしていたところだ。事件時は妻がいたが、何も起こらないでよかった」と語っている。妻のジュリアネさんも同様に無事を報告している。