夏時間=国民の評価は真っ二つ=15日の会議で決定へ

現在検討中の夏時間の復活に関し、国民の意見が真っ二つに割れていると、14日付フォーリャ紙(1)が報じている。
これは、ダッタフォーリャが7日と8日に全国113市の2029人に対して行った調査で明らかになった。それによると、「夏時間採用」に対し、賛成も反対も共に47%で同数だったという。
ダッタフォーリャは2017年から、夏時間に関するアンケートを行っているが、これまでは一貫して、「夏時間に賛成」との意見が多数派だった。まだ採用されていた2017年9月の時点では、58%が賛成で、反対が35%だった。
夏時間はボルソナロ政権下の2019年に廃止されたが、2021年9月に行われた調査でも、賛成55%で、反対は38%にとどまっていた。
これが男性だと、50%対45%で夏時間支持が多く、女性だと44%対49%で反対が多くなる。これは、夏時間を利用した飲食店のハッピーアワーがあるためと思われる。
また、16〜24歳だと62%が夏時間に賛成しており、反対は30%と少なくなっている。
さらに、ルーラ大統領の支持者だと夏時間に賛成が52%だが、ボルソナロ氏が廃止したこともあり、ボルソナロ前大統領支持者だと、賛成は38%と大差が出ている。
夏時間復活は、異常乾燥のため、水力発電所の貯水ダムの水位が低下し、節電の必要があるとされているためだ。
夏時間は通常、10月中旬から導入されていたが、現時点では、採用しても決選投票後となること位しか決まっていない。アレッシャンドレ・シルヴェイラ鉱山動力相によると、15日に専門家たちと行う会議により、採用するか否かが決まるという。