サンパウロ市=グローボ局が太陽光発電=持続可能な駐車場に変革

グローボ局がサンパウロ市南部にある本部の駐車場に太陽光発電用パネルを設置し、持続可能な駐車場に変革したと17日付G1サイト(1)が報じた。
持続可能な駐車場には180台分のスペースがあり、太陽光パネルによる出力は520kWp。これは344戸の住宅に電力を供給することができる発電能力で、同局のオペレーション用電力の全てを賄って余りある。
このため、駐車場には、訪問者や従業員、サービス業者その他の駐車場利用者が使えるよう、電気自動車用の充電ステーションを4カ所設置する意向だ。このスペースはエネルギー転換に携わる連結会社のブラソルとの提携で生まれ、ブラソルに投資しているシーメンスが充電器を供給する。
この取り組みはグローボ局のESGアジェンダの一部で、貧困撲滅や環境と気候の保護、人々が平和と繁栄を享受できるようにするための世界的な行動を呼びかける国連の持続可能な開発目標(SDGs)を念頭に置いたものだ。具体的には、クリーンで手頃なエネルギー:信頼性が高く、持続可能なエネルギー源へのアクセスを確保する(SDG7)、持続可能な都市とコミュニティ:都市とコミュニティをより包括的で安全、強靭で持続可能なものとする(SDG11)、消費する責任と生産する責任:天然資源の持続可能な管理と効率的な利用を達成する(SDG12)という三つのSDGを対象としている。