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アンチェロッティ監督、10月アジア遠征メンバーを発表 ブラジル代表、韓国・日本と強化試合/攻撃陣ロドリゴとヴィニシウス・ジュニオールが揃って復帰

2025年10月2日

ブラジル代表のカルロ・アンチェロッティ監督は1日、リオデジャネイロのCBF本部で10月のアジア遠征に臨む代表メンバー26人を発表した。10日にソウルで韓国代表と、14日に東京で日本代表と対戦する。


FOTO: Rafael Ribeiro/CBF
前回8月25日に招集した際のアンテェロッティ監督(FOTO: Rafael Ribeiro/CBF)

今回のリストでは、レアル・マドリードの攻撃陣ロドリゴとヴィニシウス・ジュニオールが揃って復帰。アンチェロッティ監督にとっては就任後3度目の発表で、ロドリゴの招集は初めてとなる。指揮官は「ロドリゴはモチベーションが高く、あらゆる攻撃ポジションでプレーできる。重要な存在だ」と評価した。

一方で、バルセロナのラフィーニャやパリSGのマルキーニョス、リヴァプールのアリソンら、負傷により常連組の複数が外れた。


発表された招集メンバーは以下の通り。

GK:ベント(アル・ナスル)、エデルソン(フェネルバフチェ)、ウーゴ・ソウザ(コリンチャンス)

DF:カイオ・エンリケ(モナコ)、カルロス・アウグスト(インテル)、ドウグラス・サントス(ゼニト)、ミリトン(R・マドリード)、ファブリシオ・ブルーノ(クルゼイロ)、ガブリエウ・マガリャンイス(アーセナル)、ルーカス・ベラルド(PSG)、ヴァンデルソン(モナコ)、ウェズレイ(ローマ)

MF:アンドレ(ウルヴァーハンプトン)、ブルーノ・ギマランイス(ニューカッスル)、カゼミーロ(マンチェスターU)、ジョアン・ゴメス(ウルヴァーハンプトン)、ジョエリントン(ニューカッスル)、パケタ(ウェストハム)

FW:エステヴォン(チェルシー)、マルティネッリ(アーセナル)、イゴール・ジェズス(ノッティンガムF)、ルイス・エンリケ(ゼニト)、マテウス・クーニャ(マンチェスターU)、リシャルリソン(トッテナム)、ロドリゴ(R・マドリード)、ヴィニシウス・ジュニオール(R・マドリード)


ブラジル代表は、南米予選でボリビアに敗れるなど低調な成績で終えたが、アンチェロッティ監督の地位に揺らぎはない。年内はさらに11月にアフリカ勢との強化試合を予定しており、南アフリカ、エジプト、チュニジア、そしてカタールW杯4位のモロッコなどが候補に挙がっている。

来年3月には欧州の強豪とのテストマッチも組まれる見通しで、フランスやポルトガルが有力。2026年W杯へ向けた実戦強化は佳境を迎える。最終メンバー発表は来年5月を予定しており、6月には北米遠征で数試合を行う計画だ。

ブラジル代表のW杯グループ抽選は12月5日にワシントンで行われる。大会期間中の拠点は米国フロリダ州オーランドが第一候補だが、組み合わせによっては西海岸のシアトルやオレゴン州のナイキ・センターも検討されている。

アジア遠征はその第一歩。若手から常連組まで幅広い人材を試しつつ、名将アンチェロッティが最終的なチーム像をどう描くのか、注目が集まる。



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