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IPCA=食品価格高騰で0・52%増=年4・83%で目標上限突破

2025年1月11日

IPCAの推移(数字は前月比)(10日付G1サイトの記事の一部)
IPCAの推移(数字は前月比)(10日付G1サイトの記事の一部)

 地理統計院(IBGE)は10日、2024年12月の広範囲消費者物価指数(IPCA)は前月比で0・52%増となり、年間インフレ率は4・83%に達したと発表した。この結果、年率は国家通貨審議会(CMN)が定めたインフレ目標の上限である4・5%を超過したと、同日付G1サイトなど(1)(2)が報じた。
 12月は9部門中8部門で値上がりが発生。特に顕著な価格上昇を示したのは「食品・飲料」部門で、1・18%上昇した。価格下落を見た唯一の部門は「住宅・居住」で、0・56%減だった。
 食費部門では家庭で消費する食料品が大きく値上がりし、1・17%の上昇を記録。特に目立つのは、肉類の5・26%増や大豆油の5・12%増、挽いたコーヒーの4・99%増などだ。一方で、レモンは29・82%減、ジャガイモは18・69%減、ロングライフ牛乳は2・53%減のように大幅に下落したものもあった。外食費は11月の0・88%増から1・19%増に加速した。
 IPCAの調査マネージャー、アンドレ・アルメイダ氏は、食料品価格の高騰は輸出用作物の割り当てなどによるものだが、気候の問題も強い影響を与えたと説明した。
 「輸送」部門は、配車アプリの利用料金が20・70%、航空券価格も4・54%上昇したことが響き、0・67%上昇。燃料価格も0・70%上昇した。
 「住宅・居住」部門は家庭用電力料金の3・19減などを受け、12月に0・56%下落。これは、国家電力庁(Aneel)が電気代の追徴金を、0の緑旗に変更したことによる。11月は黄旗で、100キロワット/時あたり1・885レアルの追徴金が加算されていた。
 地域別では、12月に最も大きな価格変動を記録したのはサルバドールで、肉類(7・31%増)とガソリン(4・04%増)が大幅値上げし、全体で0・89%増という顕著な上昇を示した。価格変動が最も小さかったのはベロ・オリゾンテで、家庭用電力料金が2・41%減少したこともあり、0・25%の上昇にとどまった。
 なお、年間のIPCAは、食品・飲料7・69%(1・63PP)、住宅・居住3・06%、家庭用品1・31%、衣類2・78%、輸送3・30%、保健・介護6・09%、個人経費5・13%、教育6・70%、通信2・94%と、全部門で上昇した。


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