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レオ・バチスタが死去=グローボ等で長年アナウンサー

2025年1月21日

往年のレオ(© TV Globo/Divulgação)
往年のレオ(© TV Globo/Divulgação)

 70年にわたりブラジルのテレビの一線で活躍してきた名アナウンサー、レオ・バチスタ氏が19日死去した。92歳だった。同日付CNNブラジルなど(1)が報じている。
 レオ・バチスタ氏は1932年、サンパウロ州内陸部コルデイローポリスで生まれた。家計を助けるために学校を辞めて14歳から働いたが、ラジオのビリギ局での仕事に行き着き、アナウンサーとしての仕事を始めた。
 1952年にリオに移住。そこでラジオ局だった当時のグローボ局と契約した。22歳だった1954年には、当時のジェツリオ・ヴァルガス大統領の自殺を伝えるアナウンスも行った。
 1955年にレオはテレビ局に転じ、リオ局に入局。68年にエセルシオール局を経て70年に大手テレビ局となっていたグローボ局に入社。晩年まで同局で過ごした。
 グローボに移籍した70年にはブラジルが優勝したサッカーW杯の実況を担当。以後、ニュース番組の「ジョルナル・オージ」などを担当した後、78年から看板番組「ファンタスチコ」のスポーツ・コーナーを担当し、長きにわたって務めた。1994年には伯国が生んだ伝説のF1レーサー、アイルトン・セナの事故死を伝えた。
 以後、高齢となっても活動を続けたが、17日にリオ市のリオ・ドール病院に入院。腹部の脱水症状を呈したとされていたが、検査の結果、膵臓に腫瘍が見つかり、集中的かつ専門的な治療を始めることになった矢先の死だった。


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