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サンパウロ市=パカエンブーに臨時の運営許可=25日のコッピーニャ決勝戦で

2025年1月22日

パカエンブー・スタジアム(Reproducao)
パカエンブー・スタジアム(Reproducao)

 サンパウロ市の伝統的なサッカー・スタジアムで、民営化に伴う改修工事で長らく閉鎖されていたパカエンブーが、25日に行われるサッカーのサンパウロ・ジュニア杯(通称コッピーニャ)の決勝戦のため、臨時の運営許可を受けた。20日付フォーリャ紙(1)が報じている。
 パカエンブーは1938年にサンパウロ市市営で創業した老舗のスタジアムとして長年愛されてきたが、民営化に伴い、2020年2月を最後に、改修工事で閉鎖されていた。
 同スタジアムは昨年も、毎年1月25日のsサンパウロ市市制記念日に行われるコッピーニャの決勝戦のタイミングでの再オープンが検討されていたが、完成したとは見なされず、開催が流れた。
 今年も警備面などに関して不安を残しており、サンパウロ市側からの了承が遅れていたが、20日に臨時のイベント開催許可証が下りた。コッピーニャはジュニア・チームを対象とした大会で、準決勝まで進んだチームの中にはコリンチャンスやサンパウロといった聖市の人気チームが含まれている。
 市役所による許可は、決勝戦がサンパウロとコリンチャンスの名勝負となる可能性があることや、コッピーニャの決勝戦は「家族関連のイベント」でファン同士の「争いの歴史」がないことを考慮したもので、36歳から65歳までの成人のみで、全員が着席しての開催が義務付けられている。
 パカエンブーの本格的な運営は2026年からの見込みだが、20日には、かつての強豪チームで現在は全国選手権4部からの再起を目指すポルトゲーザに、29日の聖州選手権第5節の試合会場として使用する許可が出た。(2)
 ただし、パカエンブーにはまだ正式な営業許可が出ておらず、試合開催には市役所からの個別許可が必要だ。サンパウロ州サッカー連盟は20日現在も29日の試合に関する許可を正式に確認できていない。


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