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サンパウロ市=週末から連日の大雨=2日で月間量の2/3

2025年2月4日

雨のサンパウロ市(Paulo Pinto/Agencia Brasil)
雨のサンパウロ市(Paulo Pinto/Agencia Brasil)

 サンパウロ市では2月早々に強い雨が続き、わずか2日で月間平均降水量の3分の2にあたる雨が降った。3日付CNNブラジル(1)が報じている。
 1月23日に記録的な豪雨が降って以降、サンパウロ市では連日のように雨が降っている。それが、1月31日頃からさらに激しくなっている。
 サンパウロ市では1日から2日夜にかけて、161ミリの雨を記録した。同市の2月の月間平均降水量は246ミリなので、2日間だけで月の平均の65%の雨が降ったことになる。
 1日には東部ヴィラ・プルデンテで濁流に囲まれ、車中に閉じ込められた状態になった高齢者の男性が死亡した。これにより、雨が本格化し始めた昨年の12月1日からの州の統計での雨による死者は18人となった。
 サンパウロ市では2日も西部中心に道路の冠水が起き、13カ所が通行不能となった。
 こうした水害に対し、サンパウロ州防災局は、市民の携帯電話に緊急自然災害アラームを送るなどして注意を呼びかけている。当初の予報では強い雨は2日までと見られていたが、サンパウロ州政府は緊急危機対策班設置期間を5日まで延長し、水害に対応していく予定だ。
 3日未明現在で警告が出ているのは、リベイラ渓谷、イタぺヴァ、アララクアラ、バウルー、マリリア、プレジデンテ・プルデンテ、サンパウロ市、大サンパウロ市圏、バイシャーダ・サンチスタ、北部海岸、パライバ渓谷、マンチケイラ山間部、ソロカバ、カンピーナス、バレットス、フランカ、リベイロン・プレット、サンジョゼ・ド・リオ・プレット、アラサツーバとなっている。


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