ガス代は少し値下がり=電気代も追徴金なし

【既報関連】ペトロブラスが配送業者向けのディーゼル油価格を調整し、製油所出口価格が上がったことと、商品流通サービス税(ICMS)の課税率引き上げにより、ディーゼル油とガソリンの価格が1日から上がったが、ガス代は少し値下がりし、電気代は追徴料金なしと発表された。
1日付アジェンシア・ブラジルなど(1)(2)によると、ディーゼル油の製油所出口価格はリットルあたり0・22レ(6・2%)調整され、平均で3・72レとなった。ガソリンとエタノールの出口価格は変わっていない、
1日はICMSの課税率引き上げもあり、ディーゼル油は0・06レ/リットル、エタノールは0・10レ/リットルのように、各々、値上がりした。
他方、1日付アジェンシア・ブラジルなど(3)(4)によると、台所用の液化ガスの出口価格は1・41レ/キロが1・39レに0・02レ値下がりした。ただ、民間のマタリぺ社が精製するバイア州は9・2%値上がりした。
天然ガスの配送業者向け価格も前四半期と比べ、平均1%値下がりした。天然ガスは2022年12月以降、23%値下がりしている。
ただし、液化ガスや天然ガスの消費者価格は輸送費なども加味して決められるため、値下がりは感じられない可能性がある。
他方、1月31日付アジェンシア・ブラジル(5)によると、国家電力庁は2月も電気代の追徴金を課さないことを決めた。これは、雨が比較的順調に降り、水力発電所のダムの貯水量にゆとりが生じているためだ。電気代の追徴金は3カ月間連続で見送られた。