リオのカーニバル=「ファヴェーラには行くな」=米国外務省が観光客に注意

米国政府が、リオのカーニバルを観るためにブラジルに向かう同国からの観光客に対し、「ファヴェーラに気をつけろ」などと注意を喚起する声明を発表した。7日付G1サイト(1)が報じている。
これは米国外務省が、2月末から3月初めにかけて開催されるリオのカーニバルを観に行く観光客に向けて出したものだ。それによると、カーニバルの期間中はブラジル全土に対する注意が必要で、特にファヴェーラは避け、「ここは危なそうだ」などと思う自分の直感を信用することを勧めている。
米国政府は、カーニバルの時期によく見られる対面での麻薬の詐欺にも気をつけるよう、呼びかけている。
その他の注意としては、「所持品に気をつける」「夜は一人で歩かない」「自動車で出かける時は窓を閉める」「高価な宝飾品を身に纏わない」「多額の現金を持ち歩かない」「外国人からの飲酒の誘いには応じない」「仲間同士で連絡を密に取りあう」「犯罪にあった場合は身体的な抵抗を試みない」ことなどが挙げられている。
リオ市ではこの週末からブロッコが繰り出す道のカーニバルが始まるが、エスコーラ・デ・サンバによるスペシャルグループのパレードは3月2日夜から4日(実際には灰の水曜日である5日未明)にかけて。サンパウロのスペシャルグループのパレードは2月28日夜から3月1日(2日未明)もかけてで、優勝チームのパレードは8日だ。3月4日はカーニバルの公式な祝日で、全国が全てカーニバルとなる。
リオとサンパウロのパレードのスケジュールはG1サイトなど(2)(3)で確認できる。