サンパウロ市=猛暑後に激しいにわか雨=1人死亡、停電も相次ぐ

18日、サンパウロ市で強いにわか雨が発生し、1人が死亡、10万世帯以上が停電となる事態が発生した。同日付G1サイト(1)(2)が報じている。
サンパウロ市ではこの日、今年に入って最高となる34・2度を記録したが、夕方近くになって曇り始め、18時頃には雷や雹を伴う強い雨が降り出した。
今回の雨による被害が大きかったのは市北部だ。フレゲジア・ド・オーでは、アプリ運転手のジャナイナ・デ・ソウザ・マイアさん(47歳)が車から出ることが出来ないまま水中に沈み、死亡した。これで、この3週間の雨による死者は2人となった。
北部では濁流が大通りを洗う事態となり、エジガル・ファコー大通りでは、パトカーが流されないように交通工学公社(CET)の技術者が縄で縛る光景も見られた。
また、北部を走る、CPTMの7号線と10号線の運行にも狂いが生じた。
今回の雨では倒木などによる停電も発生し、サンパウロ市では21時26分現在で18万6647世帯が停電と発表された。電力供給企業のEnelによると、サンパウロ州全体では24万2360世帯に停電が起きたという。(3)