site.title

ボルソナロ=PL党首と1年ぶりに再会=モラエス判事から許可=16日のデモに備える

2025年3月14日

ボルソナロ氏とヴァルデマール氏(Reprioducao)
ボルソナロ氏とヴァルデマール氏(Reprioducao)

 自由党(PL)党首のヴァルデマール・コスタ氏は12日、最高裁のアレッシャンドレ・デ・モラエス判事からの許可を得て、1年以上禁止されていたボルソナロ前大統領との面会を果たした。ここでは 16日に行われる予定のボルソナロ氏が主導する全国規模のデモについて話し合われた。13日付テラサイト(1)などが報じている。

 ヴァルデマール氏とボルソナロ氏は昨年2月、モラエス判事から面会を禁じられた。この時はクーデター捜査の一環として、ボルソナロ氏のパスポート押収命令が出た時で、ボルソナロ氏が逮捕逃れではないかとの憶測も出たハンガリー大使館滞在を行った時期でもあった。
 モラエス判事は11日に面会禁止を解いたが、これは、連警のクーデター捜査で書類送検されながら、連邦検察庁が最高裁に送った起訴状のリストから外れたヴァルデマール氏が面会許可を求めたからだ。ボルソナロ氏はモラエス判事からの許可が出た直後にヴァルデマール氏に電話をかけ、連絡を取り合っている。
 12日、ボルソナロ氏とヴァルデマール氏はブラジリアのシュラスコ・レストランで約1年ぶりの再会を果たした。そこには、ミシェレ前大統領夫人やPLのロジェリオ・マリーニョ上議、カルロス・ポルチーニョ上議、アルチネウ・コルテス下議、エドゥアルド・パズエロ下議、前政権閣僚のオニキス・ロレンゾーニ氏らが参加した。
 ボルソナロ氏らはそこで、16日にリオ市コパカバーナやサンパウロ市パウリスタ大通りなど、全国的に行われる大規模デモについて話し合った。このデモは2023年1月8日の三権中枢施設襲撃事件の関係者に対する恩赦(アネスチア)法成立を求めるものだ。クーデター捜査で起訴され、最高裁がそれを受理するか否かの審理を待つボルソナロ氏にとっては、非常に重要なものとなる。
 ボルソナロ氏はこの席で、「100万人規模の人たちの参加を見込んでいる」と発言した。ヴァルデマール氏もコパカバーナでのデモにボルソナロ氏と並んで参加することを決めている。
 アネスチアに関して、ボルソナロ氏は「ウゴ・モッタ下院議長とは議長選挙前に会った。彼はバランス重視の人間なので、どちらの味方をするとかはないし、私も強く要求はしていないが、やるべきことはわかっているはずだ」と自信を見せている。
 ボルソナロ氏はこの昼食の前に、サンパウロ市で社会民主党(PSD)のジルベルト・カサビ党首とも会っている。「時間があまりなかったから、アネスチアに関する話を深めることなどはできていないが、協力してくれるはずだ」とボルソナロ氏は語っている。
 また、タルシジオ・デ・フレイタス・サンパウロ州知事も、コパカバーナでのデモに参加することになっている。タルシジオ氏とボルソナロ氏は11日、サンパウロ市北部の自動車関連のイベントで会っている。タルシジオ氏は2026年選挙でボルソナロ氏の大統領選副候補になるか、サンパウロ州知事再選を目指すかが注目されているが、ボルソナロ氏は同日、「タルシジオは再選、自分は大統領選だ」と語っている。(2)(3)


所得税確定申告は17日から=申告書作成プログラムも公開前の記事 所得税確定申告は17日から=申告書作成プログラムも公開ボルソナロ派下議=ルーラ発言に悪ノリし大問題=上院議長から罷免求められる次の記事ボルソナロ派下議=ルーラ発言に悪ノリし大問題=上院議長から罷免求められる
Loading...